投資家のウォーレン・バフェットは、アメックスから送られてきたブラックカードを「2年目から年会費がかかるから」と送り返してグリーンカードを持っているそうです。
毎月分配型の投資信託は、手数料が割高で、運用するにもかかるし、買付するときにもかかります。
運用時にかかる手数料は基準価額の変化のなかに含まれるので、私たちの力の及ぶところではありません。
ですが、買付時にかかる手数料は最大値だけが決まっていて、同じ投資信託であっても、どの銀行で買うか、どの証券会社で買うかによって手数料率が異なります。
賢く投資、いや、賢くなくてもすこしでも利益を追求するべく投資をするためには、証券会社や銀行をどのように選ぶかも重要になってきます。
投資信託を続けていくために、おすすめの金融機関を選んでみましたので、ぜひご参考にしてください。
株には全く興味がない場合は、フィデリティ証券かイオン銀行の2択になります。株もということになれば、SBI証券が使いやすいと思います。
フィデリティ証券
口座開設から3ヶ月間は、「スタート0%プログラム」が適用になりすべての投資信託がノーロードになるフィデリティ証券。
毎月分配型は166本(2016年2月19日現在)あり、3ヶ月をすぎても常時買付手数料無料のファンドも下のキャプチャーのビルオーナーなどの他、ラサール・グローバルREITなどの海外リート系を中心に40近くあります。
3ヶ目月以降、ノーロードでない投信の手数料を下げる方法が、フィデリティ証券では2つあります。
1つは、簡単な方法です。NISA口座を開設することです。NISA口座で買い付けるとすべての投資信託がノーロードになります。
もうひとつは、資金があれば簡単ですが、私のような資金のない人たちにとっては目標のような方法です。
3,000万円以上の預り残高があれば、手数料がやはりゼロになります。2,000万円以上だと4分の1、1,000万円以上だと2分の1なので、これらの預り残高を目標に積み立てていくのも良さそうです。
また最初から3,000万をMRFに入れておいて、徐々に買い付けていけば、NISA口座は他の金融機関でも買付手数料をまるまる浮かせることができるので、お金持ちの中にはきっとこんな使いかたをする人もいらっしゃるのではないでしょうか。
イオン銀行
NISA口座での買い付け手数料がwaonポイントとして全額キャッシュバックされます。
「waon って何」という方には不向きかもしれませんが、イオンセレクトというクレジットカードとバンクカードの一体型カードをつくると、定期預金の金利アップキャンペーンなどもあります。
マイナス金利導入後でも、イオンカードセレクトで普通預金に預けると金利が0.1%上乗せされて、0.12%という普通では考えられないような普通預金金利が適用されます。
イオンやイオン系列のショッピングセンターがお近くにあったりしない場合でも、駅などにイオンのATMがあれば使い勝手的にも問題ありませんから、気になるかたは通勤の行きかえりにイオンのATMチェックから始めても良いのではないでしょうか?
【参考】イオンカードセレクト
SBI証券
フィデリティやイオンの弱点のひとつは、取扱い銘柄が少ないこと。
これをクリアするには、株も取引きできる楽天証券とこのSBI証券から好みで選択するとよいでしょう(もちろん楽天証券でもSBI証券でも扱いのない投資信託もあるでしょうが)。
このうち個人的に気に入っているのがSBI証券です。
住信SBIネット銀行と連携しているので、お金の出し入れが非常に便利です。コンビニATMでの出金手数料無料回数に2016年から制限が付くようになりましたが、それでも便利です。
普段のお財布がわりに利用すると、資金管理が逆にむずかしくなるかもしれませんが。
【参考】
SBI証券