パン・パシフィック外国債券オープンのリターンを検証

海外債券

明治安田アセットマネジメントの「パン・パシフィック外国債券オープン」のリターンを検証してみました。

モーニングスターの「パン・パシフィック外国債券オープン 」のページにあるデータを用いて、以下の4つのパターンでシミュレーションしました。

1.2010年8月の決算日に購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
2.2014年8月の決算日に購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
3.2010年8月16日から、5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2010年8月16日から3年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
(いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合です)

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2010年8月決算日に購入すると平均年9.7%

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2010年8月の決算日に購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターンは、基準価額の差は 8046 - 8233 = -187 円。
これに全分配金 4170 を加算すると 3983 円なので、運用利回りは 3983 ÷ 8233 ÷5年×100% = 9.7 %/年。

2014年8月決算日に購入すると年10.5%

2014年8月の決算日に購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターンは、基準価額の差は 8046 - 8044 = 2 円。
これに全分配金 840 を加算すると 842 円となるので、運用利回りは 842 ÷ 8044 ÷1年×100% = 10.5 %/年。

2010年8月決算日から毎月定額積み立てると平均年8.9%

2010年8月16日から、5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合、買付手数料率を2.7%で計算すると、総購入額
600,000円に対し2015年8月決算日時点での評価額は580,890円。

受取り分配金合計151,943円で、年換算運用利回り8.9%。

ここ約1年の累積口数や受取り分配金の推移は、以下のようになります。

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初回買付分が特別分配のときのみ買い増すと年10.4%

2010年8月16日から3年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合、初回以外の買付の多くは2011年の後半に。

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総購入額80,000円に対し、2015年8月決算日時点での評価額が81,031円、受取り分配金が合計32,836円、平均保有期間4.05年で、年換算運用利回り10.4%となりました。

手堅い印象のファンド

基準価額の動きもそんなに大きくなく、分配金も高分配ではあるものの無理に維持しているのではなく必要に応じて上下している印象です。

買付手数料が最大2.7%と若干高いですが、償還期限なしですでに12年の実績があります。

つっこんだところは拾っておいても悪くないファンドのひとつではないでしょうか?

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