DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー)の分配金を含むリターンを検証

DIAMアセットマネジメントのDIAM J-REITアクティブファンド(毎月決算) 【愛称:ハッピー・オーナー、日経掲載名:ハピオーナ】の分配金を含むリターンを検証してみました。

シミュレーションしたのは、以下の4パターンです。

1.2010年12月16日に基準価額 5,156 円で購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターン

2.2014年12月16日に基準価額 7,607 円で購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン

3.2010年12月16日から5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2010年12月16日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合で、買付手数料は2.16%で計算しています。

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2010年12月決算日に購入すると、5年間の平均リターンは年平均12.5%

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2010年12月16日に基準価額 5,156 円で購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると、基準価額の差は 7,148 - 5,156 = 1,992 円。 買付手数料 111 円を除くと 1,881 円。

これに全分配金 1,410 円を加算すると 3,291 円となるので、
運用利回りは 3,291 ÷ ( 5,156 + 111 ) ÷5年×100% = 12.5 %/年

2014年12月決算日に購入すると、1年間のリターンは-4.9%

基準価額の差は 7,148 - 7,607 = -459 円。 買付手数料 164 円を除くと -623 円。

これに全分配金 240 円を加算すると -383 円となるので、
運用利回りは -383 ÷ ( 7,607 + 164 ) ÷1年×100% = -4.9 %/年

2010年12月決算日から毎月定額を積み立てると年平均16.7%

2010年12月16日から5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合をシミュレーションすると、総購入額600,000円に対し、2015年12月決算日時点でのDIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー)の評価額は772,653円、受取り分配金合計が78,521円。

平均運用期間が2.5年で、年換算運用利回り16.7%。

5年前の5千円台の基準価額からドルコスト法で定額を買い続けると、3千円台のときにより多くの口数を買い付けることになり、運用利回りアップ。

2015年12月時点ですが、ドルコスト法でうまくいっている例になっています。

ここ数か月の累積口数の変化や、受取り分配金の推移は以下のようになります。

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初回分が特別分配になるときだけ買い付けると、年平均22.8%

2010年12月16日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合、はじめの2年間、5千円台の基準価額から3千円をつけ、4千円半ばに戻ってくるまでほぼ毎月買い付けることに。

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総購入額200,000円となり、それに対し2015年12月決算日時点でのDIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー)の評価額は332,862円。受取り分配金合計が48,103円。

平均保有期間3.98年で計算して、年換算運用利回り22.8 %。

高分配型の投資信託に比べると分配金が低く感じはしますが、為替の影響もうけにくいJリートで、償還期限も設定なし。

同じ種類のファンドとで比較してみたいですね。

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