東京海上J-REIT投信(通貨選択型)豪ドルコースのバックテスト

野村證券の投信買付ランキングで4位に入っている、東京海上J-REIT投信(通貨選択型)豪ドルコース(毎月分配型)の分配金を含むリターンを、1度だけ購入の場合や分散して購入した場合にるいて検証してみました。

検証でシミュレーションしたのは、以下の4つのケースです。

1.2011年3月25日に基準価額 10,152 円で購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
2.2015年3月25日に基準価額 18,032 円で購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
3.2011年3月25日から5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2011年3月25日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合

いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合で、買付手数料は3.24%で計算しています。

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1.2011年3月決算日に購入すると、5年間で平均年20.1%

2011年3月25日に基準価額10,152円で購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると

基準価額の差は 13,762 - 10,152 = 3,610 円。
買付手数料 329 円を除くと 3,281 円。
これに全分配金 7,260 円を加算すると 10,541 円。
運用利回りは 10,541 ÷ ( 10,152 + 329 ) ÷5年×100% = 20.1 %/年

0401

2.2015年3月25日に購入すると、マイナス10.0%

2015年3月25日に基準価額 18,032 円で購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると

基準価額の差は 13,762 - 18,032 = -4,270 円。
買付手数料 584 円を除くと -4,854 円。
これに全分配金 3,000 円を加算すると -1,854 円。
運用利回りは -1,854 ÷ ( 18,032 + 584 ) ÷1年×100% = -10.0 %/年

分配金を250円に気前よくあげてしまってから、基準価額は3分の2になってしまい、分配金を加味しても2ケタマイナスになっています。

3.2011年3月から毎月定額積立をすると、年平均20.2%

2011年3月25日から5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合

総購入額600,000円に対し、2016年3月25日時点での評価額が658,207円。
5年間の受取分配金合計が244,846円。
年換算運用利回り20.2%。

分配金を受け取らずに再投資した場合は、結果的に基準価額の高いときに買い付けてしまうことになり年換算18.5%に低下。

5年間1万円ずつの積み立てると、毎月1万円を超える分配金がもらえることになります。もちろん、この先減配や償還がどう行われるのかわかりませんが。

0401b

初回購入分が特別分配になるときだけ積み立てると、年31.3%

2011年3月25日から5年間、毎月決算日のうち、基準価額10,152円で購入した初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合を考えると

2011年8月から翌2012年の8月まで13カ月連続で買い付けることに。

この間、当時の分配金70円はすべて特別分配金で、基準価額7千円台での買い付けも含め、初回買付分の個別元本は9,064円まで低下。

0401c

総購入額は140,000円。
2016年3月25日時点での評価額が218,245 円。
5年間の受取り分配金合計は103,745 円。
平均保有期間は4.15年で
年換算運用利回り31.3 %

買付手数料3.24%で、10年間で償還になり過剰分配なので、これから買い付けようとは思わないですが、分配金が70円のころに買い付けたかたで基準価額の下落にも我慢できるのであれば、持ち続けてよい投資信託ではないでしょうか?

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