ニッセイアセットマネジメントの「ニッセイ J-REITファンド(毎月決算型)の分配金を含むリターンを検証してみました。
シミュレーションは、以下の4つのパターンです。
1.2010年10月12日に基準価額 4,803 円で購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
2.2014年10月14日に基準価額 5,950 円で購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
3.2010年10月12日から5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2010年10月12日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合で、買付手数料は2.16%で計算しています。なお、ニッセイ J-REITファンドは売却時に信託財産留保額はかかりません。
2010年10月決算日に購入すると平均年15.7%
2010年10月12日に基準価額 4,803 円で購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると、基準価額の差は 5725 - 4803 = 922 円。 買付手数料 104 円を除くと 818 円。
これに全分配金 3030 円を加算すると 3848 円となるので、運用利回りは 3848 ÷ ( 4803 + 104 ) ÷5年×100% = 15.7 %/年。
2014年10月の決算日に購入すると、年3.7%
2014年10月14日に基準価額 5,950 円で購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると、基準価額の差は 5725 - 5950 = -225 円。 買付手数料 129 円を除くと -354 円。
これに全分配金 580 円を加算すると 226 円で、運用利回りは 226 ÷ ( 5950 + 129 ) ÷1年×100% = 3.7 %/年。
2010年10月から毎月定額を積み立てると、年平均16.5%
2010年10月12日から5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合をシミュレーションすると、総購入額600,000円に対し、2015年10月決算日時点での評価額が661,206円、受取り分配金の合計が185,863円で、年換算運用利回りは16.5%。
5年間毎月1万円ずつの積み立てを行うと、直近では4千6百円ほどの分配金を受けることになります。
初回買付分が特別分配のときだけ買い増すと、年24.1%
2010年10月12日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合をシミュレーションすると、2011年の夏から1年間ほどの間、初回4千8百円で購入のあと基準価額が4千円を割るところにかけて毎月買い付けることに。
総購入額は150,000円。2015年10月決算日時点での評価額は205,542円、受取り分配金合計が79,051円、平均保有期間3.72年で、年換算運用利回り24.1%。
2015年8月に10円減配になりましたが、基準価額と分配金のバランスのよい投資信託といえそうです。
突っ込んだところは、余力があればひろっておきたいですね。
買付手数料は2.16%でどこでも同じなので、手数料を節約するにはイオン銀行でNISA口座で買い付けてキャッシュバックを受けるしかないかな?
ん?ニッセイには「ニッセイJリートオープン」というファンドもありますね。こちらは3ヶ月に1回ボーナス分配になるようですね。2020年に償還日が設定されているので、個人的には、やはりこの「ニッセイ J-REITファンド」のほうが好いな。
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