コーポレート・ボンド・インカム(為替ノーヘッジ型)をシミュレーション

海外債券

主として米ドル建投資適格社債等に投資することにより、信託財産の成長と安定的な収益の確保を目指して運用をおこなうという、三井住友アセットマネジメントコーポレート・ボンド・インカム(為替ノーヘッジ型)【愛称:泰平航路、日経新聞略称:泰平航無】のリターンを検証してみました。

バックテストしたのは以下の4パターンです。

1.2010年11月05日に基準価額 9,380 円で購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
2.2014年11月05日にに基準価額 11,871 円で購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
3.2010年11月05日から5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2010年11月05日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合

いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合で、買付手数料は3.24%で計算しています。コーポレート・ボンド・インカムの売却時にかかる0.15%の信託財産留保額は考慮していません。

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2010年11月決算日に購入すると平均年10.7%

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2010年11月05日に基準価額 9,380 円で購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると、

基準価額の差は 11821 - 9380 = 2441 円。 買付手数料 304 円を除くと 2137 円。
これに全分配金 3035 円を加算すると 5172 円。
運用利回りは 5172 ÷ ( 9380 + 304 ) ÷5年×100% = 10.7 %/年。

2014年11月決算日に購入すると年4.9%

2014年11月05日にに基準価額 11,871 円で購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると

基準価額の差は 11821 - 11871 = -50 円。 買付手数料 385 円を除くと -435 円。
これに全分配金 1040 円を加算すると 605 円。
運用利回りは 605 ÷ ( 11871 + 385 ) ÷1年×100% = 4.9 %/年。

2010年11月から毎月定額を積み立てると、年12.2%

2010年11月05日から5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合を試算すると、
総購入額600,000円に対し、2015年11月決算日時点での評価額が673,128円、5年間の受取り分配金合計が109,927円。年換算運用利回りは12.2%。

1万口あたりの分配金が35円から50円、80円、そして90円と増配されてきていることもあり、5年間1万円ずつ積み立てた場合、直近の受取り分配金は5千円を超えています。

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初回買付分が特別分配のときだけ積みたてると、年13.2%

2010年11月05日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合、当初の1年ちょっとの間、基準価額が9千円を割れていく段階で買い付けることになり、初回とあわせて買い付けは13回。

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総購入額130,000円に対し、2015年11月決算日時点での評価額は166,042円、5年間の間に受け取る分配金合計が38,740円。

平均保有期間が4.35年で、年換算運用利回り13.2%。

基準価額と分配金のバランスのよい投資信託のひとつといえそうです。

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