続いて体験談を寄せて頂いたのは、退職金を使ってフィデリティのUSリートファンドを購入された方からです。
では、さっそくどうぞ。
——- ここから体験談 ———
定年退職した66歳の無職の男性です。
リーマンショックが終わった2010年に毎月分配型投資信託のフィデリティ・USリートB(為替ヘッジ無)を購入しました。
このフィデリティ・USリートB(為替ヘッジ無)を購入したのは、毎月分配型であるため、退職して年金生活になった場合には、分配金が毎月入ってくるためちょうどいいと考えたためです。
そのため、退職金の3分の1くらいを使ってフィデリティ・USリートB(為替ヘッジ無)を購入しました。
購入してからは、リーマンショックの後ということもあって、毎月分配金を順調にもらうことができました。
そのため、退職してから厚生年金の比例報酬部分しかもらうことができない時期であったため、非常に助かりました。
しかしながら、2012年にフィデリティ・USリートB(為替ヘッジ無)の分配金込みの価格が急激に低下しました。
フィデリティ・USリートB(為替ヘッジ無)はリートに投資するものであるため、価格の変動が非常に大きいものであるということは、投資信託を購入する場合に聞いていましたが、これほど大きく変動するとは想定していませんでした。
そのため、大事な退職金を使っていたのでどうしようかと迷いましが、最終的には売ることにしました。
この投資信託を購入してよかったことはしばらくの間、毎月分配金をもらうことができたことです。
しかしながら、トータル的に見てみると、毎月の分配金は元金を取り崩していたので売った時にはマイナスになっていました。
この投資信託は、自分が売った2012年以降、配当金込みの価格はだんだんと回復してきています。
もし、売らないでそのまま持っていた場合には、毎月分配金をもらうことができました。
やはり、フィデリティ・USリートB(為替ヘッジ無)のようなリートの投資信託を購入する場合には、ある程度の価格の変動も考えておくことが必要と思います。
そのためには、退職金で投資信託を購入する場合でも、余裕のある金額にして、少し価格が変動してもそのまま持っておくことが必要と思います。
余裕のあるお金ができれば、また投資信託を購入したいと思っています。
——– 体験談ここまで ———
貴重なお話、ありがとうございました。
2010年なので、まだ円高が進んでいるころで為替のマイナスの影響を受けているころに買い付けられたようですね。
私自身は、FXであとからみたら結構いいところで買っているのに変動に耐えられずに損切したことを思いだしました。
基準価額の上下のブレ幅はどこまで許容できるか、実際に買い付けて日々基準価額が動くと想像以上に大きそうですね。
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