好配当グローバルREITプレミアム・ファンド 通貨セレクトコースは超人気だが・・

投資信託

楽天証券やSBI証券などで、ともに売れ筋ランキングでトップ3に入る、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの「好配当グローバルREITプレミアム・ファンド 通貨セレクトコース(愛称 : トリプルストラテジー)」(日経掲載名は「トリプル通貨」)。

いままで検証したことがなかったのは、まだ販売開始から1年半ほどだから。

設定以来200円の分配金を続けているも、1年半ほどで基準価額が3分の2になっていることを考えると、人気の理由は分配金につられているから以外まったく見当がつかないですが、その分配金を含め検証してみました。

1年前の2,013年9月の分配落ち日に買い付けると運用利回り16.5パーセントだが

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1年前の2013年9月18日の分配落ち日に基準価額7712円で買い付けると、2014年9月18日の基準価額が6585円、分配金合計が2400円。

普通分配金が53.0パーセントで、運用利回りも年16.5パーセントと人気を裏付ける数字にみえます。

1年半前の2013年2月18日の分配落ち日に買い付けると利回りは3パーセント台に急降下

2013年の1月に設定されたこのファンドですが、最初の分配落ち日の2月18日に基準価額9873円で買い付けると、その後3ヶ月は普通分配も、そのあとはすべて特別分配金。

普通分配金比率は15.8パーセント。運用利回りは7か月しか変わらないのに年3.3パーセントに急低下。税金を考慮していないので買うタイミングによってはマイナスになっている人もいそうですね・・。

トリプルストラテジーすなわち「3つの戦略」というのは、3つのインカム収入を高め、トータルリターンを向上させることを目的にしているとのこと。

1)好配当REIT戦略
2)REITプレミアム(カバードコール)戦略
3)為替取引によるプレミアム戦略

が具体的にどういうものか気になる方は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの好配当グローバルREITプレミアム・ファンド通貨セレクトコース(愛称 トリプルストラテジー)のページに動画による解説があるので、そちらをご覧になるのがわかりやすいと思います。

いずれにせよ、償還期限が2017年12月とあと3年。

ブルベアファンドのように、トリプルストラテジーⅡのような投信が現れそうな予感もしますが、個人的には近づかないでおきたいファンドのひとつです。

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