基準価額6千円台で150円の分配金を毎月だしている、インベスコ・アセット・マネジメントのインベスコ オーストラリア債券(毎月決算)のシミュレーションをしてみました。
(【追記】2015年1月から、分配金は50円減配になり100円となっています。)
豪ドル建ての公社債などに投資を行うことにより、中長期的に安定した収益の確保および投資信託財産の着実な成長を目標
に運用されている投資信託です。
【参考】Invesco ファンド情報 『インベスコ オーストラリア債券ファンド(毎月決算型)』
シミュレーションは以下の4パターンです。
1.2009年10月20日付けで購入し、5年間分配金を受け取った場合
2.2013年10月21日付けで購入し、1年間分配金を受け取った場合
3.2009年10月20日から、毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2009年10月20日から、毎月決算日のうち、分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
1.2009年10月20日付けで購入し、5年間分配金を受け取った場合
2009年10月の決算日20日に分配落ち基準価額10020円で購入したとすると、2014年10月20日の基準価額は6179円なので、基準価額の差は-3841円。
これに全分配金 6980 を加算すると 3139 円。
よって、運用利回りは 3139 ÷ 10020 ÷5年×100% = 6.27 %/年
2.2013年10月21日付けで購入し、1年間分配金を受け取った場合
2013年10月の決算日21日に分配落ち基準価額7591円で購入したとすると、基準価額の差は-1412円。
これに全分配金 1800 を加算すると 388 円。
よって、運用利回りは 388 ÷ 7591 ÷1年×100% = 5.11 %/年
3.2009年10月20日から、毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
総購入額60万円に対し、時価は43万2777円、分配金合計は25万9092円。
年換算利回りは6.12パーセント。
分配金を受け取らずにすべて再投資すると、時価63万3474円。
年換算利回りは2.23パーセント。
一貫して下げ続けているので、再投資していると全く報われない数字になってしまいました。
4.2009年10月20日から、毎月決算日のうち、分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
総購入額は25万円で、時価17万8749円、分配金合計12万6951円。
投信の平均保有期間が3.08年なので、年換算運用利回りは7.24パーセント。
シミュレーションの結果、分配金が多すぎてタコ配当になっていると言わざるをえない投資信託という印象です・・。
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