日興ハイブリッド3分法ファンド毎月分配型(新興国通貨戦略コース)の分配金などを検証

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日興アセットマネジメントの「日興ハイブリッド3分法ファンド毎月分配型(新興国通貨戦略コース)」のリターンを検証してみました。

モーニングスターの「日興 ハイブリッド3分法F毎月(新興国通貨)」のページにあるデータを用いて、以下の4つのパターンでシミュレーションしました。

1.2012年8月の決算日に購入し、3年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
2.2014年8月の決算日に購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
3.2012年8月17日から、3年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2012年8月17日から3年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
(いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合です)

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2012年8月決算日に購入すると平均年-1.7%

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2012年8月の決算日に購入し、3年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると、基準価額の差は 2668 - 6345 = -3677 円。
これに全分配金 3360 を加算すると -317 円。
運用利回りは -317 ÷ 6345 ÷3年×100% = -1.7 %/年。

3年でもマイナスになるのは極めて珍しい。

2014年の8月決算日に購入すると年-14.0%

2014年8月の決算日に購入し、1年間分配金を受け取った場合、分配金はなんとすべて特別分配。
基準価額の差は 2668 - 3976 = -1308 円。
これに全分配金 750 を加算すると -558 円となるので、運用利回りは -558 ÷ 3976 ÷1年×100% = -14.0%/年。

2012年8月から毎月定額積み立てると平均年-8.3%

2012年8月17日から、3年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合、総購入額360000円に対し、3年経った2015年8月決算日時点での時価評価額が215812円、受取り分配金が合計99519円で、年換算運用利回りは-8.3%となりました。なお、買付手数料は3.78%で計算しています。

このところの、投資信託の累積口数や受取り分配金の推移などは、下のようになります。

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特別分配のときだけ積み立てると平均年-8.9%

2012年8月17日から3年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合、買付しなかったのは期中最初のころの計6ヶ月だけ。

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総購入額300000円に対し、2015年8月決算日時点での評価額が189997円、受取り分配金の合計が74050円。

平均保有期間が1.35年なので、年換算運用利回りは-8.9%。

やっぱり金利で釣る新興国通貨は危険

為替変動リスクの軽減をめざすという円ヘッジコースは8月の分配落ち基準価額が7000円ほど。

金利の高い国は、特に新興国は、そうしないとお金が集まってこないから高く設定していることが多く、それでも通貨を支えられずに自国通貨安になってしまうのがほとんど。

どうしても通貨で利益を狙いに行くなら、しくみのわかりにくい投資信託ではなく、外貨預金やレバレッジ分だけ欲が膨らみ危険度も膨らむがFXのほうがよいのではないかな?

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