フィデリティUSハイイールドファンド この1年及び5年の分配金検証(2009.8 ~2014.8)

投資信託

フィデリティUSハイイールドファンドを2009年8月の決算日である24日付けで購入し5年保有し2014年8月22日まで分配金を60回受け取ったとしたら、また、2013年8月の決算日である22日付けで買付し1年間保有したとすると、普通分配金と特別分配金はいくらになるのかをそれぞれ検証してみました。

はじめはフィデリティの公式サイトでデータを探そうとしたもののわからなかったので、モーニングスターで基準価額をダウンロードしたりして調べてみました。

その結果は

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1年前の2013年8月の分配落ち日に購入なら約9割が普通分配金

まずここ1年について

分配金70×12=840円のうち普通分配金の比率は約88.8パーセントと好調。

普通分配金746円の2013年8月22日の基準価額に対するパーセントを普通分配金利回りとして計算すると14.1パーセント。

2013年8月22日の基準価額に対する、2014年8月22日の基準価額と分配金の合計の百分率を運用利回りとして計算すると15.0パーセントとなった。

5年前の2009年8月24日の分配落ち日に購入の場合

2009年8月24日に基準価額6584円で購入すると、2014年8月22の基準価額は5231円と1300~1400円ほど下がっているが、分配金合計は4500円。

普通分配金利回りは、年8.0パーセント。運用利回りは、年9.6パーセント。

5年間毎月一定額を買い付け続けると

続いて、投資の基本といわれるドルコスト法で、5年間毎月一定額を購入した場合をシミュレーション。

毎月1万円ずつを積み立ててみました。手数料は3.24パーセントで計算しています。

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シミュレーション結果、5年での総購入額60万円に対し時価55万3194円、分配金合計が22万2302円。年平均運用利回りが11.7パーセント。

念のためというか、分配金を再投資するケースも検証したところ、時価が76万5111円で、年換算運用利回りは11.0パーセントに悪化。

チャリンチャリンと毎月分配の楽しみがなくなるだけで、運用成績も悪くなるとは・・・。

もっとも、このあと基準価額が上昇してくれば再投資していた分だけ上がってきて逆転するでしょうが。

5年間毎月ではなく特別分配金になるときだけ買付したらどうなる?

毎月買い付けるのではなく、基準価額が低いときだけ買付したら当然運用パフォーマンスは上がるはず。

ということで、分配金が100パーセント特別分配金のときだけ買付した場合もシミュレーションしてみました。

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その結果、総購入額は23万円で時価21万9880円。分配金合計が11万1393円、平均保有期間が3.19年なので運用利回りは年13.8パーセントに上昇。

もっとも、ファンドは基準価額がわからない段階で発注するしかないので、現実には一部普通分配金になる場合も十分考えられますが、フィデリティ証券なら売買手数料も無料なので16パーセント程度のパフォーマンスになりそう。

償還日の設定もないので、ウォッチリストに入れておこう!

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