野村證券で行われた「米国REIT市場の現状と今後の見通し ~新光US-REITオープンの運用報告~」というセミナーに参加してきました。
野村證券のセミナーには初めての参加です。
100名以上の定員ということもあって、会場は広々としていて、予備校に通っているころを思い出しました。
純資産総額が1兆3千億円というゼウスの愛称を持つ新光US-REITオープンの運用報告ということもあってか、平日の日中にもかかわらず会場はかなりの人で埋められていました。
上のような資料をいただきましたが、その中に想定していなかった
升目の入ったメモが入っていました。ちょうどこんなのが欲しかったので、これだけでラッキー。
1回聞くだけではわからないことがたくさんですが、印象に残ったことをメモしておくと
上海市場の影響を受けるのは中国の投資家
金融の世界では中国は鎖国しているので、上海市場の影響を受けるのは中国の投資家に限られる。
中国はリーマンショックのときも影響を受けなかったが、逆に中国の株が下がっても他国への影響は限定的とのこと。
中国との経済的な結びつきが強い、オーストラリアが例外ということになるのかな。
JリートとUSリートのちがい
不動産といえば、日本では「土地」のことだが、アメリカでは「建物」のこと。
米国REIT指数の調整済みFFO成長率の推移で
米国リートは今年も8パーセント程度の数値が見込まれるが、Jリートは3パーセントぐらい。
いかにして家賃を上げるかの企業努力の差もあるそうです。
米国REIT指数と10年債の逆相関関係
米国REIT指数と米国の10年もの国債利回りは逆の相関関係があるそうです。
最近のニュースなどで懸念のアメリカの利上げは、あくまで短期国債の利上げなので、それによって長期国債である10年債の利回りが上がると米国REIT指数は下がる可能性があるとのこと。
ただ、ヨーロッパの民間銀行などがより安全で、為替差益も狙える米国債を買いたがっているので10年債の利回りは上がらないのではとのことです。
もちろん、USリートなのでドル円の為替レートの影響も受けますが、頂いた資料も参考にして相場をみていきたいと思います。
また違うセミナーもあるので、そちらにも参加してみようと思います。
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