分配落ちの直前にNISAで投信を買うのは間違いなく損

私自身もそうだったんですが、分配金狙いで毎月分配型の投資信託を買うときに分配金が払われる決算日の直前に買う人が結構多いみたいです。

株式投資であれば悪くないと思うのですが、投資信託の場合は意味がないと言ってもいいすぎではないかと。

理由は簡単で、分配落ちに間に合うように投資信託を買って分配金をもらっても、そのお金はほとんどが投資したばかりの金額からお金がもどってくる特別分配金だけだから

たとえば5日が決算日の「新光US-REITオープン(愛称 ゼウス)」の場合。

2015年11月5日前後の基準価額の推移をみてみると

2日 4,442円
4日 4,512円
5日 4,432円
6日 4,455円

となっています。5日の4,432円という基準価額は分配金を払ったあとの分配落ち後の基準価額です。

75円分配金を払っても4,432円分残っているよと考えるとわかりやすいでしょうか?

1万口買った場合の6日時点での損益収支を考えてみましょう。

買ったときに手数料が3.24パーセントかかりますが、比較を簡単にするためにここでは考慮しません。

スポンサーリンク

2日に4,442円で買った場合

基準価額分は4,455円-4,442円=プラス13円。分配金75円が入りプラス88円。

5日の基準価額は4,442円以上なので、個別元本は4,442円。分配金はすべて普通分配金です。この日に買い付けた人はラッキーといえそうですね。

特定口座などの課税口座であれば20.315パーセントの税金が源泉徴収されますが、これも比較を簡単にするために考えないことにします。

4日に4,512円で買った場合

基準価額分は4,455-4,512円=マイナス57円。分配金75円が入るのでプラス18円。

分配落ち後の基準価額である5日の基準価額4,432円は、分配金がなければ75円加算して4,507円。

4日から5円分値下がりしたけれども75円の分配金は払われていることになります。

なので、75円は元本の払い戻しにすぎず、全部特別分配金です。

NISAでもし買ったとすると、買い付けた翌日に買い付け代金の一部が分配金という名前になって戻ってきただけ。

100万円のNISAの枠を食いつぶしただけになります(これは表現がちょっと過激かな?)。

75円特別分配金が出たので、個別元本がその分下がって4,437円になります。

5日に4,432円で買い付けた場合

決算日のこの4,432円という基準価額は、分配金を払ったあとの分配落ち後の基準価額なので、分配金はありません。

基準価額の差が損益になり、4,455円-4,432円=プラス23円です。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク