短期豪ドル債オープン普通分配金・特別分配金(2010.7 ~ 2015.7)

投資信託

大和住銀投信投資顧問の短期豪ドル債オープン(毎月分配型)の普通分配金と特別分配金、運用利回りなどを計算してみました。

2010年7月の分配落ち基準価額で買い5年間分配金を受け取った場合と、2014年7月の分配落ち基準価額で買い1年間分配金を受け取った場合のシミュレーションです。

買付手数料や税金、売却した場合の信託財産留保額などはいずれも考慮しておりません。

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2010年7月の分配落ち基準価額7570円で買い付け、5年間分配金を受け取った場合

2015年7月の分配落ち基準価額は5480円。分配金は普通分配金が3048円、元本払戻金(特別分配金)が1782円。

分配金全体に対する普通分配金比率は63パーセント。

運用利回りは年平均7.2パーセント。

2014年7月の分配落ち基準価額6291円で買い付け、1年間分配金を受け取った場合

2015年7月の分配落ち基準価額は5480円。分配金は普通分配金が217円、元本払戻金(特別分配金)が503円。

この1年でのパフォーマンスはマイナス。普通分配金は217円、特別分配金は503円、分配金全体に対する普通分配金比率は30パーセント。

運用利回りは年マイナス1.4パーセント。

基準価額が変わらなければ、分配金の半分が正味運用利回り?

マザーファンドへの投資を通じて、オーストラリア・ドル(豪ドル)建ての高格付けの公社債や短期金融商品に投資をし、安定的な利息収益の確保を目指す短期豪ドル債オープンファンド。

2015年7月の分配落ち基準価額5480円に対し分配金は50円なので、このまま計算すると月1パーセント程度の分配金になっているが、基準価額の下落にともない分配金も100円から70円、そして50円と減配されている。それでもこの5年では7パーセントのパフォーマンスを上げている。

豪ドルが一貫して下げているので、ドカンと買うのは問題だが、償還日も設定されていないので、長い目でみられるならおもしろそうなファンドだと思う。

ただ、ずいぶん円安になったはずなんだけれども、豪ドルは

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それほどでもない。豪ドルは対アメリカドルで一貫して下げている。いま買うのは落ちているナイフを掴みにいくことにもなりえないので十分注意が必要だ。

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