三井住友トラスト・アセットマネジメントの投資信託「3資産バランスオープン（愛称：トリプルインカム）」のリターンを検証してみました。
モーニングスターの「3資産バランスオープン 『愛称：トリプルインカム』」のページにあるデータを用いて、以下の4つのパターンでシミュレーションしました。
1.2010年9月の決算日に購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
2.2014年9月の決算日に購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
3.2010年9月10日から、5年間毎月決算日（分配落ち日）にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2010年9月10日から3年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
（いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合です）
2010年9月決算日に購入すると平均年9.9%
2010年9月の決算日に購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると、基準価額の差が 7680 － 6087 = 1593 円。
これに全分配金 1410 円を加算すると 3003 円となるので、運用利回りは 3003 ÷ 6087 ÷5年×100% = 9.9 ％/年。
2014年9月決算日に購入すると年4.8%
2014年9月の決算日に購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると、基準価額の差は 7680 － 7555 = 125 円。
これに全分配金 240 円を加算すると 365 円となるので、運用利回りは 365 ÷ 7555 ÷1年×100% = 4.8 ％/年。
1年の場合も5年の場合も、地味ではあるものの堅実なパフォーマンスになっています。
2010年9月決算日から毎月定額買付すると平均年7.9%
2010年9月10日から、5年間毎月決算日（分配落ち日）にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合、総購入額600,000円に対し、2015年9月決算日10日時点での評価額が659,177円、受取り分配金合計58,894円で、年換算運用利回り7.9%。
毎月1万円ずつ5年間積み立てても1,700円ほどの分配金となり、分配金目的の投資には物足りないかもしれないですが、全体としては堅実なパフォーマンスといえそう。
初回分が特別分配の時のみ積み立てると平均年11.1%
2010年9月10日から3年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合、2011年後半に6連続で買い付けになるなど買付回数は全部で8回。
総購入額80,000円に対し、2015年9月決算日時点での評価額が101,372円、受取り分配金が合計で13,525円、平均保有期間3.93年で、年換算運用利回り11.1%。
運用開始からもうすぐ10年
2005年11月30日に設定された、外国債券70%､国内株式20%､Jリート10%の割合で分散投資という投資信託。
買付手数料率は高めですが、名前の通りバランスのとれた保守的なファンドのひとつではないでしょうか？
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