毎月50円だった分配金が、突然6.4倍の320円になったみずほ投信投資顧問のMHAM J-REITインデックスファンド(通称「ビルオーナー」日経表記では「ビル毎月」)。
翌月の配当はまた元の50円に戻りましたが、一回で買い付けた場合の分配金の詳細や、毎月積み立てた場合のリターンを調べてみました。
1年前または5年前に1回だけ購入した場合
2013年9月の分配落ち基準価額9655円で買い付け、その後1年間分配金を受け取った場合。
分配金の合計は870円。タイミングよく買ったことになり、このうち847円が普通分配金で、運用利回りは17.4パーセント。
2009年9月の分配落ち基準価額8537円で買い付けた場合。
分配金の合計は3,840円。そのうち普通分配金は2,130円、元本払戻金(特別分配金)は1,710円。
普通分配金比率は55.5パーセント、運用利回りは年平均13.5パーセント。
5年間、1万円ずつ定期買付した場合
2009年9月から5年間、毎月分配落ち日に買い付け手数料2.16パーセントで、1万円ずつ定期買付をした場合のリターンを検証してみると
総購入額60万円に対し、現在の評価額が77万4267円で、分配金合計が14万9116円。
年換算運用利回りは21.6パーセント。
分配金を受け取らず再投資した場合は、評価額が95万3956円となり、年換算運用利回りは23.6パーセントに上昇。
毎月ではなく分配金が特別分配金ばかりになる、基準価額の低いときだけ買付を行ったとすると
総購入金額27万円に対し、評価額は39万1473円、分配金合計9万8219円、平均保有期間3.59年で、年換算運用利回りは22.6パーセント。
9月の分配金が気になるファンドだったが
8月の分配金が320円と、それまでの6倍以上になったMHAM J-REITインデックスファンド。
9月以降もこれに近い分配金と運用成績になれば、その愛称通り「ビルオーナー」のような収入になりそうにも思われるが、無茶な分配は好ましくないなぁとも思っていたが、また50円にもどった。
東証REIT指数(配当込み)の動きに連動する投資成果を目指すというこの「MHAM J-REITインデックスファンド」。今後の動きが非常に気になる投信のひとつだ。
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