4月18日のNHK「クローズアップ現代」は、『先行き不安病を斬る!わが家のマネー防衛』
解説してくれたのは2人。
間違った投資が多すぎるという立場の経済評論家山崎元さんと、誰もが投資を考えるべきという立場の岸博幸さん。
山崎さんはインデックスファンド
株・投資信託・保険について、山崎さんは、良いものもあるがダメなものもある。
良いか悪いかわけるのが「手数料」という。
「100万円投資信託を買うと3万円販売手数料がかかって、1万5千円くらい毎年運用管理手数料がかかるようなものは確実にダメ」
毎月分配型は、全部ダメということ。
それに対して良いのは、株価指数に連動するインデックスファンド。
手数料が0.2%程度のものがあるので、そういうのを選ぶ。
番組で節約主婦の方が始めていた外貨建ての保険も非常に手数料が大きく、ドルが上がったときの儲けが小さく、下がったときの損が大きいそう。
岸さんは年3パーセントを目指す
岸さんは外貨建て保険も悪くない。
「まず投資をして、そこからいろいろ学ぶことが大事」と岸さん。
確かに、実際に買ってみないとわからないのは、家電や自動車などと同じ。投資信託であれば、「あれっ!いつになったら買えるの?」とか「9800円で(指値で)買いたいのにー」とか「分配金いつもらえるん?」みたいなことを誰もが実際に買ったあとに経験するのではないかな?
特に自動積み立て投信だと、初回までの買付が異常に長く感じると思う。
話がずれたが、岸さんのおすすめはは「利回り3パーセントを目指す」こと。
年間で20とか30パーセントのリターンを目指す人もいるが、それだと博打に近くなってしまう。安全な投資をすることが大事という。
退職金特別金利
証券会社の店頭で、退職金特別金利の定期預金のポスターを見入っていた人がいたが、正直いって退職金特別金利はカモ集め。
テレビに映っていたのは、年7.00%だがその上に「3か月」と表示されている。
3か月経てば、通常の預金金利に戻る。
10年物個人国向け国債なら、金融機関は10年待たねばならないが、退職金特別金利定期なら3か月待って、金融商品を紹介できる。
ただし、この金利はたしかに魅力なので、退職金特別金利の定期だけをA銀行からB証券、さらにC証券とはしごしていくというのも、手間はかかるが面白いかと。
その間に、金融知識も増えるだろうし、肌に合う金融機関も出てくると思う。
証券会社によっては、退職金でなくてもあわせて運用できるところもある。
投信買うなら、窓口では「手数料は」と聞かない
どうしても毎月分配型がよいという人もいるだろうが、長期的に資産を増やしたいと考えるならばインデックスファンドが優れていると言われているし、そう思う。
少なくとも金融機関で投資信託の手数料を確認したい場合は、「手数料は?」と聞いてはならない。
なぜなら、多くの金融機関では「投資信託の手数料は、買付手数料のみ」と考えられているから。
なんらかの投資信託を考えている場合は
(1)買付手数料
(2)信託報酬
(3)信託財産留保額
の3つが、それぞれ何パーセントなのか聞いてみると、手数料の高い投信が多いことに気付くと思う。
もっとも、証券会社にも儲けてもらって、自身の資産運用も上手にできれば最高なのだろうが。
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