老後2千万円問題などもあり、投資信託を買ってみようと考えているかたも多いと思います。
「どうやって買うのかなか」と買い方で悩んだり立ち止まったりする人も多いようですが、どこで買うかによって手数料がかわることがあります。
投資信託は、たとえ全く同じ銘柄であっても、購入する金融機関によって買付手数料率が変わることがあります。
わかりづらい場合だと、同じ金融機関でも電話で注文するかインターネットで注文するかによっても変わり得ます。
さらに、株やETFなどと異なり、投資信託の銘柄によっても買付手数料率は変わってきます。
このページでは、
- 買付手数料率の上限値の見方
- おすすめの金融機関とその理由
について、お伝えします。
結論から言うと、買付手数料率の上限値は目論見書かモーニングスターを見ること、おすすめの金融機関は楽天証券です。
では、詳しく説明していきます。YouTubeでも解説していますので、よろしければそちらもご参考にしてください。
投資信託の買付手数料率の上限値の見方(最大買付手数料率はいくら?)
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドを例に、買付手数料率の上限値を調べてみます。
目論見書を見る
楽天証券の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」のページを検索などで探します。
真ん中あたりまで下がると、目論見書へのリンクがあります。
この「目論見書」へのリンクをタップすると、
目論見書が表示されます。
これを下のほうまで下がっていくと、「手続き・手数料等」の中に「ファンドの費用・税金」というところがあります。
そこに、購入時手数料として上限手数料率が掲載されています。このファンドの場合は3.85%とわかります。
目論見書を見ると、買付手数料が一定でないこともわかる
この目論見書の「購入時手数料」のところには、
3.85%(税抜3.5%)の手数料率を上限として、販売会社が独自に定める率を購入価額に乗じて得た額とします。
とあるので、買付手数料率(購入時手数料率)が一定でないことも確認できます。
モーニングスターで調べる
目論見書を見るより手っ取り早く知りたいという人には、モーニングスターで調べるのがおすすめです。
一番上の検索窓に、「ピクテ」などと入力するといろんな候補が出てくるので、そこからピクテ・グローバル・インカムファンドを選んで検索します。
検索結果から、ファンド名のところに現れるピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)へのリンクをクリックします。
下のほうにさがっていくと、右側にある「手数料情報」のところに
購入時手数料率が現れます。
モーニングスターにはいろいろなデータや情報が掲載されていて、もちろん目論見書もここで見ることもできます。
いずれにしても、買付時の手数料は最大手数料率が決まっているだけであって、金融機関によって異なるということです。
おすすめの金融機関とその理由
投資信託の買付手数料は、インターネットでは無料になる流れになっています。
もともと無料だった投資信託以外も、2020年を目の前にして、11月からフィデリティ証券、12月には松井証券に続いて、楽天証券とSBI証券も無料になっています。
おすすめは楽天証券
その中でおすすめは、楽天証券です。
理由は銘柄数が多く、ポイントも貯まりやすいから
その理由は、取り扱い銘柄数が多いこと。
SBI証券には及ばないものの、全部で2600以上の取り扱いがあります。
日本株であれば、どこの証券会社でも取り扱い数は同じでしょうが、投資信託はその取扱いがある金融機関とない金融機関があります。
取扱い数が多ければ、「買おうと思った投資信託がない」ということも少なくなります。
楽天ポイントは貯まりやすいだけでなく、買い付けにも使える
取扱い数だけならSBI証券でも良いと思いますが、楽天証券はポイントが貯まりやすいです。
投資信託の積立を楽天カードでクレジット払いにするだけでも、1%の楽天ポイントが貯まります(限度額5万円)。
逆に貯まったポイントを使って、投資信託を買うこともできます。
SBI証券も口座は持っていますが、投資信託に関しては楽天証券が一番のおすすめです。
まとめ
- 投資信託は買う前に、購入時の最大買付手数料率を確認しましょう
- 最大買付手数料率は、目論見書かモーニングスターで確認できます
- 買付手数料無料の証券会社が増えていますが、楽天証券がおすすめ
- 楽天証券は、取扱銘柄数も多く、投資信託でポイントを貯めたり使ったりもできます
いかがだったでしょうか?
何年かすると、「投資信託の買付手数料なんて、かかるわけないじゃん」というときがやってくるかもしれないですが、現状は3%程度かかることがあります。
最初に3%マイナスからはじまると、それを取り戻すだけでもかなり大変です。
ぜひ、欲しい投資信託をピックアップしたら、まず購入時の買付手数料率を確認してみましょう(と言いながら、私もピクテ・グローバル・インカム株式ファンドに買付手数料がかかることにしばらく気づきませんでした)。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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