DIAMアセットマネジメントの「DIAM 世界リートインデックスファンド(毎月分配型)」のリターンを検証してみました。
検証は以下の4つのパターンのシミュレーションです。
1.2010年7月13日付けで購入し、5年月間分配金を受け取った場合のトータルリターン
2.2014年7月14日付けで購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
3.2010年7月13日から、毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2011年7月13日から、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
(いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合です)
5年前に購入も1年前に購入も、どちらも年20%をマーク
5年前の2010年7月の分配落ち日で購入の場合
基準価額の差は 5431 - 3809 = 1622 円。
これに全分配金 2315 を加算すると 3937 円となるので、運用利回りは 3937 ÷ 3809 ÷5年×100% = 20.7 %/年。
1年前の2014年7月の分配落ち日に購入の場合は
基準価額の差は 5431 - 4847 = 584 円。
これに全分配金 530 を加算すると 1114 円となるので、運用利回りは 1114 ÷ 4847 ÷1年×100% = 23.0 %/年。
ことしになってからは基準価額は下げっぽいですが、堅調なパフォーマンスを示しています。
5年間ドルコスト法で積み立てた場合も年20%超
買付手数料2.7パーセントで、毎月1万円ずつ権利落ち日に購入し続けた場合のシミュレーションでは
総購入額 600,000円に対し、ファンドの7月分配落ち日時点での評価額が757,758円で、分配金の合計が175,446円。平均2年半持っていることになるので、年換算運用利回りは22.2パーセント。
分配金を再投資に回した場合は、評価額が958,252円で、年換算運用利回りは23.9パーセントとなりました。
最初買付の分配金が特別分配のときだけ買い増しすると
2011年の夏から翌年にかけて7か月連続で買い付ける以外は1回だけの買付になりました。
総購入額90,000円に対し、現在価値(2015.7.13時点)が140,246円、分配金合計が 43,630円。
平均保有期間が3.75年なので、年換算運用利回り27.8パーセントとなりました。
基準価額と分配金のバランスが優れているファンド
2015年3月に4年ぶりとなる50円の分配金を配当するようになりました。2006年設定で今年満9年を迎えた投資信託です。
最初のころに買い付けた方には満足いくパフォーマンスではないでしょうが、堅実な投資信託のひとつではないでしょうか?
派手な値動きを好む方にはむかないかもしれないですが、償還日設定がないのもじっくり仕込みが可能で良いと思います。
ただ、ゆうちょでしか扱いがないみたいなので、この点が最大の問題でしょうか。
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