DIAMアセットマネジメントの「DIAM 世界好配当株オープン(毎月決算) 『愛称 : 世界配当倶楽部』」のリターンを計算してみました。
試算したのは、以下の4つのパターンです。
1.2010年8月の決算日に購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
2.2014年8月の決算日に購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
3.2010年8月26日から、5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2010年8月26日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合で、売却時の信託財産留保額0.3%は考慮していません。また、買付手数料は3.24%として計算しています。
2010年8月決算日に購入すると平均年19.5%
まず、2010年8月の決算日に購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターンですが、基準価額の差が 7796 - 4416 = 3380 円。 買付手数料 143 円を除くと 3237 円。
これに全分配金 1200 円を加算すると 4437 円となるので、運用利回りは 4437 ÷ ( 4416 + 143 ) ÷5年×100% = 19.5 %/年。
2010年8月決算日に購入すると-1.0%
次に、2014年8月の決算日に購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算してみると、基準価額の差は 7796 - 7860 = -64 円で、買付手数料 255 円を除くと -319 円。
これに全分配金 240 円を加算すると -79円となるので、
運用利回りは -79 ÷ ( 7860 + 255 ) ÷1年×100% = -1.0 %/年。
5年間毎月1万円積み立てると平均年15.4%、毎月の分配金は2千円弱
2010年8月26日から、5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合、総購入額600,000円に対して2015年8月決算日時点での投資信託の評価額は763,461円、受取り分配金の合計が66,910円。年換算運用利回りは15.4%。
直近では税込1,959円の分配金を受け取ることになります。
初回購入分が特別分配になるときだけ積み立てると年23.1%
最後に、2010年8月26日から3年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合。
初回以外は2回だけの買付となり、総購入額
30,000円。2015年8月決算日時点での投資信託の評価額が52,411円、設定来の受取り分配金合計が6,800円、平均保有期間4.22年で、年換算運用利回り23.1%。
分配金は少な目か
ドルコスト法で5年間積み立てても2千円弱の分配金にしかならないという点で、分配金目当ての投資では多少不満も残るかもしれないですが、4千円台の基準価額から盛り返してきて10年経ったファンド。
北米、欧州、アジア・オセアニアの株式で配当を受けながら、今後も値上がり益が期待できると判断すれば、選択肢のひとつになる得るかもしれません。
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