8月28日のNHK「ニュース シブ5時」で、50代からの終活として『老前整理』が紹介。
老前整理のコツとは?
解説してくれたのは、暮らしのコンサルタント・坂岡洋子さん。
老前整理とは?
老前整理とは死ぬ前に身の回りの整理をしておく生前整理を、高齢になる前の50代などから若くして始めること。
フリマアプリでも、老前整理として出品する人が増えてきているという。
老前整理で、宝石をリフォームしてデザインを新しくしたり、家を住み替えて持ち物を大幅に減らしたりする人もいる。
親の家の整理と老前整理のちがい
親の家を片づけるときに大変な苦労をした人が、子どもたちには同じことをさせたくないと、老前整理を始める人が多い。
しかし、親の家と自分の家では、片づけ始めると大きな違いがある。
親の家のものはほとんどが処分することになるが、自分のものは、大切やもの・使うもの・必要なものを考えて仕分けしていかなければならない。
生前整理と老前整理のちがい
生前整理は、次の世代のためにするもの。
それに対して、老前整理は、自分のためにするもの。
これから自分がどのような暮らしをするのか、豊かな暮らしをするにはどういうものが必要なのかを考えながら行う。
老前整理のポイント
これまでの人生を振り返る
自分史年表をつくり、これまでの出来事や熱中していたこと、楽しかった思い出などを書き込む。
レコード大賞や日本の出来事などがあらかじめ印刷されていて、思い出す助けにもなっていそう。
自分で真似してつくるときには、興味に応じて、レコード大賞ではなくても、夏の甲子園の優勝校とか、F1の年間チャンピオンなどでも良さそう。
特に女性は、子育てや介護に追われ、自分のことは後回しになりがち。
自分史を書くことで、本当にやりたいことに気づくことができ、この作業が残したいものを決める判断材料になるという。
今後の人生を彩るものは処分しない
趣味など、いつか取り組みたいと思うものは、しまい込まない。
忘れないように、見える場所に置く。
80歳の自分が使うことを想定して整理
食器などは、80歳になった自分が使うことを想定して整理する。
具体的には、
(1)箱に、最近使った食器を入れていく
(2)使わない食器は、手放したり、別の場所に保管
(3)普段使う食器だけを、棚に戻す
ぎっしりとは詰め込まず、8割程度の収納を目指すと使いやすい。
アルバム整理で家族の会話の時間を作る
遺品整理で、対応が一番難しいといわれるのがアルバム。
いざという時に持ちだしやすいように、アルバムは1冊にまとめる。
どの写真を残すのか家族とアルバムを見ながら相談すると、作業を楽しめる。
時間はかかるが、アルバムは家族の歴史。
枚数をしぼれないときは、写真をデジカメなどで撮影し、データとして残すこともできる。
まとめ
無理に物を減らさずに、少しずつ継続的に整理することで、80歳になったときに使いやすい空間を目指す。
たしかに、勢いで捨ててしまうと後悔してしまうが、少しずつではさっぱり片付かないんだよなぁ。
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