株式の売買に関する手数料は、購入時と売却時にほぼ同額がかかります。取引金額によってその手数料額は決まります。
それに対して投資信託の手数料は3種類で、購入時、持っているとき、売却時にかかってきます。
そして、その手数料は銀行や証券会社によってももちろん異なりますが、それぞれの投資信託ごとに手数料が分かれます。
こちらでは、その3種類の手数料について解説します。
購入時手数料
まず、購入時の手数料です。通常、手数料といったらこの買付時の手数料のことで、これ以外は手数料ではないと言われるかもしれません。
消費税込みで2.16や3.24パーセント、高いものですと3.78パーセントというものもあります。
もっているときは信託報酬
資金の運用をお任せする、信じて託した人達への報酬と考えればいいかもしれません。
年間1パーセント弱くらいで、毎日均等になるように基準価額に反映されるので、手数料がかかっているという感覚は得られないと思われます。
売却時には信託財産留保額
売却時には、基準価額から信託財産留保額がかかります。「手数料はかかりませんが、信託財産留保額がかかります」と説明を受けたことがあるのではないでしょうか?
信託財産留保額そのものは、0.3パーセントなど小さな数字で、ゼロという投資信託もあります。
証券会社ごとに少し確認してみましょう
たとえば、ゼウスの愛称をもつ「新光US-REITオープン」を例に、各証券会社のどこに記載があるのか調べてみます。
SBI証券の場合は、新光-新光 US-REIT オープン(愛称:ゼウス)の真ん中左のほうにあります。
楽天証券の場合は、新光 US-REIT オープンのページを開くと、基準価額の右のほうにかなり明確に表示されています。
「手数料あり」だけじゃわからんと言われそうですが、画面下がって「詳細項目」の中にそれぞれ明記されています。
野村證券も調べてみましたが、新光 US-REIT オープン 愛称:ゼウスのページを見てもわかりませんでした。
この投信の「休場日」がわかりやすいのはとても良いですが。
手数料を比較するなら価格.com
少しでも安く買い物をしようと思ったら、株式会社カカクコムの「価格.com」(舌をかみそうですが)。
なんで価格.comに投資信託があるのかなと思ったりもしましたが、手数料を比較するときはこちらが一番便利です。
新光US-REITオープン 『愛称:ゼウス』のページには
手数料が一覧で掲載されていますので、非常に便利。信託報酬や信託財産留保額も載っています。
コメント