大和証券投資信託委託の「ダイワ・グローバルREIT・オープン(世界の街並み)」の分配金を含むリターンを検証してみました。
シミュレーションしたのは、以下の4つのパターンです。
1.2011年1月17日に基準価額 3,949 円で購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
2.2015年1月15日に基準価額 5,018 円で購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
3.2011年1月17日から5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2011年1月17日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合で、買付手数料は2.7%で計算しています。
2011年1月決算日に購入すると、5年間の平均リターンは年平均13.5%
2011年1月17日に基準価額 3,949 円で購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると、基準価額の差は 4,198 - 3,949 = 249 円。 買付手数料 107 円を除くと 142 円。
これに全分配金 2,600 円を加算すると 2,742 円で、
運用利回りは 2,742 ÷ ( 3,949 + 107 ) ÷5年×100% = 13.5 %/年
2015年1月決算日に購入すると、-6.9%
2015年1月15日に基準価額 5,018 円で購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターンを計算すると、 基準価額の差は 4,198 - 5,018 = -820 円。 買付手数料 135 円を除くと -955 円。
これに全分配金 600 円を加算すると -355 円となり、
運用利回りは -355 ÷ ( 5,018 + 135 ) ÷1年×100% = -6.9 %/年。
この一年は普通分配金比率が29.2%。すなわち、7割が特別分配金になっています。
2011年1月決算日から毎月定額買い付けると、年15.3%
2011年1月17日から5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合、総購入額
600,000円に対し、2016年1月15日時点でのダイワ・グローバルREIT・オープンの評価額は622,333円。受取り
分配金の合計が206,713円。平均運用期間が2.5年として、年換算運用利回り15.3%。
5年間毎月1万円ずつ積み立てると、口数が2万3千口、受取り分配金が7千4百円ほどというシミュレーション結果になっています。
2011年1月から、初回分が特別分配になるときだけ積み立てると年20.5%
2011年1月17日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合、2011年の夏から翌2012年の夏にかけて、ドル円の為替相場が75円の高値をつけたころの基準価額が3千円台前半のときに買いつけることに。
総購入額130,000円。2016円1月決算日時点での評価額161,253 円。
受取り分配金合計 77,853 円。投資信託の平均保有期間4.09年で、年換算運用利回り 20.5 %。
買付手数料は最大で2.7%。ラリートやワリートのようにノーロードで販売している金融機関は見つかりませんでしたが、SBI証券やフィデリティ証券では1.62%となっています。
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