みずほ投信投資顧問の「MHAM USハイイールドファンド(毎月決算型)」の分配金を含むリターンを検証してみました。
シミュレーションは、以下の4つのパターンです。
1.2010年10月の決算日に購入し、5年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
2.2014年10月の決算日に購入し、1年間分配金を受け取った場合のトータルリターン
3.2010年10月7日から、5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合
4.2010年10月7日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合
いずれも、いったん買い付けた投資信託はそのまま売却せずに持ちつづけている場合で、買付手数料は3.24%で計算しています。UBS世界公共インフラ債券投信(通貨選択型)の売却時にかかる信託財産留保額0.2%も考慮していません。
2010年10月決算日に購入すると平均年11.9%
2010年10月の決算日に購入し、5年間分配金を受け取った場合をシミュレーションすると、基準価額の差は 11550 - 10234 = 1316 円。 買付手数料 332 円を除くと 984 円。
これに全分配金 5325 円を加算すると 6309 円。
運用利回りは 6309 ÷ ( 10234 + 332 ) ÷5年×100% = 11.9 %/年。
2014年10月決算日に買い付けると年3.9%
2.2014年10月の決算日に購入し、1年間分配金を受け取った場合をシミュレーションすると、基準価額の差は 11550 - 11905 = -355 円。 買付手数料 386 円を除くと -741 円。
これに全分配金 1225 円を加算すると 484 円となるので、
運用利回りは 484 ÷ ( 11905 + 386 ) ÷1年×100% = 3.9 %/年。
2010年10月決算日から毎月定額を積み立てると、平均年13.3%
2010年10月7日から、5年間毎月決算日(分配落ち日)にドルコスト法で1万円ずつ積み立てた場合を計算すると、総購入額600,000円に対し、2015年10月決算日時点での評価額は643,451円、受取り分配金合計は157,586円。年換算運用利回りは13.4%。
2015年6月から分配金が140円になったこともあり、5年間毎月1万円ずつ積み立てた場合直近では7千8百円近い分配金を受け取るというシミュレーションになっています。
初回購入分が特別分配になるときだけ積み立てると、年17.0%
2010年10月7日から5年間、毎月決算日のうち、初回購入分の分配金がすべて特別分配金になるときだけ1万円ずつ積み立てた場合を考えると、2011年5月から2012年夏にかけて8千円台の基準価額をつけるときに買いつけた分が育った形になっています。
総購入額は140,000円。2015年10月時点での投資信託の評価額は173,482円、受取り分配金合計が
60,564円、平均保有期間が3.94年で、年換算運用利回り17.0%。
モーニングスターで5つ星の評価になった投資信託ですが、2019年に償還予定なので個人的には見送り。
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