9月8日の「ワールドビジネスサテライト」で、国内初の美をテーマにした投資信託・三菱UFJ国際投信の「ワールド・ビューティー・オープン」が取り上げられた。
美を投資の観点から捉え、投資信託に生かせないかという着想から生まれたという。
美容関連株に投資
「ワールド・ビューティー・オープン」は、国内初の美容に関連する企業の株式に投資する投資信託。
組み入れ銘柄は、フランスのロレアル、アメリカのエスティ ローダー、イギリスのユニリーバ、日本の資生堂など。
人々の美に対する関心は年々高まっていて、日本でも世帯収入が伸び悩むなか、美容に関する支出は右肩上がり。
日本だけでなく、化粧品や美容機器などの商品は多少高くても欲しいものを買うという意識が強く、安定した市場の成長が見込めるという。
テーマ型投信は人気が続かない
テーマ型投信は、テーマの旬が過ぎると売れなくなっていた。
そこで業界では、人気が長く続き、長期投資に適した商品をつくることが課題となっている。
長い時間をかけて大きくなっていくファンドをいくつ出せるかが、業界最大の課題という。
お客さんが勉強して長くもつ投信を
今年4月、金融庁の森信親長官が本当にお客さんのためになっている投資信託商品は全体の1%しかないと批判したが、今の投資信託は金融機関が売って手数料で稼ぐという形になっている。
お客さんが気に入らないと、また新しい投資信託を売りつけるという。
もともと投資信託は、株を買わないような人たちに気軽に投資してもらい、長期保有してもらうことが目的のもの。
短期で買うと、その商品をお客さんもなかなか勉強しない。
それに対して、美というテーマは非常に共感する人も多く、長くもつ可能性がある。
関心がある人が多いので、その投資信託の商品や投資信託に組み込まれている企業のことを勉強する人も増えてくる。
番組コメンテイターによると、金融庁の狙いに非常に即した商品といえるそうだが、5年で償還では長く持ちようがないな。
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